代表挨拶
現在、私は会計事務所の経営をするかたわら、高齢者のデイサービス、相談事業所及びショートステイなどを運営する会社の役員をしています。
春幸会「つなぐ」の開設のきっかけは、福祉施設の役員をしている関わりで平成26年2月に介護職員初任者研修を受講し、同じく受講していた看護師から仙台市内に重度の障がいを抱えているお子さまが多くいるが、利用できる施設が乏しいことから施設の必要性と創設の相談を受けた事に始まります。
私自身も障がいを持った両親の元に育ちました。親は聴覚障害を抱えていましたが、私に愛情をいっぱい注いでくれました。親の兄弟や多くの方々に見守られ助けられたお陰で今日の私があります。
同時に障がいを持つ家族がいる生活の苦労や大変さはどれ程のものか身をもって経験したこともあり、その看護師からの相談に私は決断しました。今では親をはじめ多くの方々からいただいたご恩をこのような形でお返しできる機会に巡り合えたことに本当に喜びを感じています。
平成26年6月に当時仙台市内では初めてとなる重症心身障害児に特化した放課後等デイサービス「つなぐ」を開設し、翌月には「つなぐ利府」を開設。平成28年3月には「つなぐ石巻」を開設しました。
「つなぐ」を開設した当初は、市内でも前例がなかったため想像以上に運営に苦慮しましたが、それでも私たちを信頼してご利用していただいたみなさまのお力添えや、地域の方々のご協力、スタッフにも恵まれながら今日に至っています。
現在、児童発達支援、放課後等デイサービス、生活介護事業を展開していますが、安全・安心なサービスを提供するためにはなによりもマンパワーが一番大切であると考えます。障がいを抱えた両親や私を助けてくれた方々と接し、その重要性を実感してきました。
私自身の経験を生かしながら、これからもより良いスタッフの育成を最重要課題として取り組んでいきたいと思います。スタッフを含め私たちと関わりのあるすべてのみなさまへの感謝の気持ちを忘れることなく、最良の支援が提供できるよう尚一層努力して参りたいと思っております。